おしらせ

お知らせ 2004年4月15日 雑誌『The Photo Bridge』 で紹介されました

雑誌『The Photo Bridge』 2004年4月15日号で弊社の業容改革が紹介されました。(下記記事全文)

GOKOカメラがOEM大量生産企業から脱皮 / マクロ映像の「マクロマックス」に集中・特化

一眼レフ分野は「マクロ・トリオ」レンズで勝負

 GOKOカメラ㈱は、35ミリコンパクトカメラの「OEMを主とした大型生産型企業」から、「激変する経営環境に適合する新たなる二十一世紀企業」への脱皮に取り組んでいるが、このほど「マクロマックス」ブランドによるマクロ映像機器の開発・生産分野に集中・特化し、製品分野を「一眼レフカメラ関連分野」と「電子映像関連機器分野」の二部分に大別した体制に再構築したと発表している。
 本誌既報のとおり、GOKOグループは、トマトなど農産物の生産や車海老養殖事業に業容を拡げているが、グループの主力であるGOKOカメラ㈱の根幹が映像機器事業であることに変わりない。
 GOKOカメラが現在の社名に変更したのは八九年で、これに先立つ八八年に建設したマレーシア工場を生産拠点とする35ミリコンパクトカメラのOEM供給が同社の永年の主力事業だったわけだが、予想以上のスピードで膨張したデジカメによって市場環境は激変、新体制への脱皮を決意したもの。
 後藤正社長が掲げる「新体制の基本理念」は「独自の技術による研究開発型企業を指向する」だが、これは後藤社長が五三年に27歳で創立した三星光機㈱(GOKOカメラの前身)の「創業以来の基本姿勢への回帰」でもある。
 三星光機は8ミリムービーカメラ用交換レンズや8ミリムービーフィルム編集機などを主力製品として開発・生産してきたが、ビデオムービーの登場で8ミリムービー市場は衰退、普及型35ミリコンパクトカメラに主力事業をシフトした歴史を持っている。つまり、今回の「フィルムカメラからデジタルカメラへの急転換」による市場変化は、既に「8ミリムービーからビデオムービーへの急転換」によって体験済みなのだ。
 GOKOカメラは〝超接写〟=ウルトラマクロモードを特徴とする35ミリコンパクトカメラ「マクロマックス」(MACROMAX)シリーズで、「マクロ撮影のことならマクロマックス」のブランドを確立していたが、新体制ではマクロ領域専用の一眼レフ交換レンズを扱う「一眼レフカメラ関連分野」と、独自のVFFズーム方式とCCDカメラや液晶モニターとの組み合わせで観察・検査・記録など業務用途の需要にも対応するデジタル映像でのマクロ撮影を実現した「電子映像関連機器分野」の二部門に分けた。
 このうち、一般コンシューマーも対象となる一眼レフカメラ関連機器分野については、「マクロ・トリオ」を中心とし、さらに高倍率、顕微鏡映像撮影レンズ、特殊効果レンズの展開も予定している。

MACROMAXマクロ・トリオ


 「マクロ・トリオ」は、一眼レフ用特殊機能交換レンズで、発売済みの平面被写体専用の高倍率ズームレンズ「マクロマックスLZ3-2」(フィルム上倍率0.8倍~2.4倍。3倍と5倍の切替えタイプ「L3/5」も用意)と、先の「フォトエキスポ2004」に参考出品した「LM-2」「LZ-5」の三製品トリオ。
 「LM-2」(愛称:エスカルゴ)は、レンズの左右側面からカタツムリの角のように伸びた二本のポールがピント位置・撮影範囲の目安となるため、ファインダーを見なくても簡単にマクロ撮影が楽しめるもの。ポールは二段階に伸縮可能。
 一方、「LZ-5」は、小さな被写体の拡大写真撮影専用ズームレンズ。昆虫、植物、鉱物や宝石、指輪などの撮影に最適。独自のVFFズームシステムによって、一度ピントを合わせた後は倍率変更ノブをスライドさせるだけで合焦のまま自在に倍率が変えられる。
 価格はいずれもオープンプライス。

貸出用デモ機をご用意しております(一部機種は有償貸出となります。なお送料はご負担ください)
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